2014年4月6日日曜日

ラスクを作る

ラスクを作る

<概要>

ラスクは、本来、水分が抜けて固くなったパンを再利用する菓子です。
買ってきたばかりのパンは柔らかいので、まず水分を飛ばす素焼きを行い、その後で本焼きを行います。素焼き、本焼きは共に、焦げ目がつくほどの温度ではなく、水分を飛ばす程度(150~170℃)で5分程度加熱します。


<材料>

1.フランスパン
2.無塩バター
3.グラニュー糖




<作り方>

1.パンをスライス

フランスパンを厚さ5[mm]程度に輪切りにします。厚みがあると焼いたときに水分が抜けず柔らかい部分が残るのでなるべく薄く切るのがよいでしょう。





2.パンの素焼き

パンを網に広げます。水分を飛ばすのが目的なので、重ねておいても構いません。水分が抜ける空間を作るように重ねてください。




オーブンの設定は、150[]5[]としました。加熱すると庫内にパンから出た水分が充満するので、設定時間が経過したら、扉を少し開けて水分を逃がします。庫内が室温程度になるまで放置します。パンの温度が高いときは柔らかいですが、温度が下がるにつれて固くなります。もし、室温に戻ってもパンが柔らければ、もう一度同じ設定で加熱してください。





この後、液状にしたバターを塗りますが、このためのバターをさらにとりわけ、オーブンの上に置いて、オーブンの熱でバターを溶かします。これでとけきらなかった場合は、パンを取り出した後に庫内に入れて溶かします。バターを溶かす場合は、オーブンを加熱する必要はありません。パンの素焼きをした時の余熱で十分です。






3.バターの塗布とグラニュー糖のまぶし

スプーンを使って溶かしバターをパンに掛けまわします。バターが多すぎると、この後の本焼きをしてもバターが乾かなくなるので表面に軽くしみこむ程度にします。





バターを塗った後に、グラニュー糖をスプーンでまぶしていきます。スプーンの柄を軽くたたいてグラニュー糖を振り落していくと万遍なくまぶすことができます。





4.本焼き

本焼きでは、パンが重ならないように焼き網に並べます。
オーブンの設定は、温度は150170[]、時間は57[]とします。設定温度と時間は焦げ目がつかず、パンや、パターの水分を飛ばす程度の温度と時間にします。最初の内は、温度は低め、時間は短めにして様子を見ながら加熱するとよいでしょう。





本焼きが終わったら、庫内から出して熱をとり、パンの入っていた袋に詰めて完成です。