概要
arudinoIDEを使えば、コンパイルからボードへの書き込みが行えますが、実行ファイルだけを配布・書き込みしたい場合があります。
wioXIAOはパソコンにUSB接続して、ボードのRESET端子を2回連続でショートするとパソコンからUSBメモリとして認識され、出てきたドライブにbinファイルを変換して作ったuf2ファイルを書き込むとボードへのプログラム書き込みができます。
この手順をまとめておきます。(windows10)
必要なものとインストール・ファイルの準備
書き込むbinファイル
(例として、サンプルプログラムのLED点滅のプログラムを使った)
コンパイル後に実行ファイル(binファイル)をファイルとするために
"スケッチ - コンパイルしたバイナリを出力”
を選択してコンパイルする。
実行ファイル(binファイル)は
"ドキュメント - Arduino - プログラム名"
のフォルダに保管されている
(ここでは BlinkWithoutDelay.ino.XIAO_m0.bin
という名称になっている)
binファイルをuf2ファイルに変換するツール。pythonで動作する。
”Download ZIP"でダウンロードする。
解凍して "uf2-master - utils -
uf2conv.py" を
arudinoの実行ファイル(binファイル)のあるフォルダにコピーしておく
uf2を動作させるためのpython動作環境.20/07/05での最新Ver=3.7で動作した。
リンク先の説明に従ってインストールファイルをダウンロード&インストールする。
インストールの時には、"Add Python 3.7 to
PATH"にチェックを入れる。
(binファイル変換の時にDOS窓のコマンドラインで処理するため)
binからuf2ファイルの作成
コマンドプロンプトでbinファイルのあるフォルダに移動して、そのフォルダでuf2conv.pyを起動します。
コマンドプロンプトの起動
”Windownsシステムツール - コマンドプロンプト”
を選択
binファイルのあるフォルダへの移動
"CD "と入力した後で、exploerでbinファイルのあるフォルダをドラック&ドロップすると、フォルダ名が入力される。この状態で"Enter"を押す。
binからuf2ファイルへの変換操作
"python uf2conv.py -c -o filename.uf2
finename.bin"
filename.uf2 : 返還後のuf2ファイルの名称
filename.bin : arduinoIDEが作ったbinファイル名
-c, -o :これらのコマンドオプションの詳細は不明。こちらのwebを参照した
uf2conv.pyのコードの中にコマンドオプションのコードがあった
uf2ファイルの確認
binファイルのあるフォルダにuf2ファイルができていることを確認する。
uf2ファイルのボードへの書き込み
XIAOを書き込みモードに入れる
製造販売元のwebにあるように、ボードのRESET端子を2回連続でショートすると書き込みモードに入る。そうするとパソコン上にドライブが現れる。
uf2ファイルをarduinoドライブにコピー
ボードをRESETして現れたドライブにuf2ファイルをコピーする。これで書き込みができる。uf2ファイルの書き込みが完了するとパソコン上のドライブは消えて、ボードのプログラムが動作する。
uf2に関する参考Web
ハンディバーサライタ PovRanianの表示映像生成フォームの仕組み
Wio Terminalの実行ファイルを配布するなら.UF2を
wio terminalでのuf2での書き込み方法
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