2018年6月2日土曜日

M5Stackでfelica reader(RCS-620S)を使う

こちらのarduino用のlibraryをM5stackで使う場合は改造が必要。
これはlibraryのarduinoの対応Verが古くそのための齟齬が生じているため。
以下3か所の変更が必要
ものはswitch scienceで販売されている


1.Serialのflush命令の削除

serial処理のflush命令が使えないため。この命令を削除する必要がある(このため送信完了待ちがなくなるが支障なかった)

変更箇所はRCS6920S.cppの中にある
void RCS620S::flushSerial(void) という関数。
この関数内でコールされているflush()を削除する。

2.Serialポートの変更

libraryはプログラムの書き込み、モニタを行うSerialポートを選択する設定になっているので、これを別(M5Stackの場合はSerial2)にする変更を行ったほうが良い。

RCS620S.cppの
#includeの下に、

HardwareSerial RCS620SSerial(2);
を追加してSerial2を"RCS620SSerial"という名称で使用する宣言を入れる。

プログラム内にある"Serial."の文字を"RCS620SSerial"で置き換える。

int RCS620S::initDevice(void) 関数内に

    RCS620SSerial.begin(115200);      // for RC-S620/S

の命令を追加する。

3.includeの削除


#include "Wprogram.h"
は削除するか、
#include "Arduino.h"
に置き換える(なくても動作する)

#include "Print.h"
は削除しても動作する。

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