<概要>
3D CAD/CAMソフトのfusion360が出力するCAMデータ(Gコード、RMLコード)をrolandのMDX-15/20で利用する方法をまとめました。
ポイントは3つ。
1.MDX-15/20自体はGコードを利用できない
GコードをRMLコードに変換するアプリが必要
2.MDX-15/20に直接Gコード、RMLコードを流し込む必要がある
rolandが提供するアプリには、Gコード、RMLコードを直接扱うツールがない
3.MDX-15/20での原点設定を行うアプリがない
Z軸の設定は本体ボタンで行う必要があり、微調整ができない。
X,Y軸の調整はMDX-15/20付属のアプリで可能だが、Gコード、RMLコードのファイルを扱うことができない。
この3点に対応するアプリを見つけることが必要になります。
<fusion360側の対応>
CAMデータを作成するためのスクリプトを追加します。
autodiskのwebにあります。
3167_rolandrml.cps : RML用スクリプト。MDX-15/20の選択ができる
3166_rolandiso.cps : Gコード用スクリプト。MDX-40などGコードを解釈するrolandの機器用
(このスクリプトを元に改造を行う必要がある。これは次項で説明)
fusion360へのスクリプトの設定の仕方は、 3168_settings Roland RML.prg で確認できます。
<Gコードデータの利用>
このツールで扱えるGコードに合わせるためfusion360のスクリプト(3166_rolandiso.cps)を改造する必要があります。改造したスクリプトはこちらにあります。(このフォルダにはfusion360のCADデータから、GコードのCAMデータまでそろっています)
・補足
NC-MODELAで扱えるGコードの種類に制約があるのと、Gデータは1行に1つの制限があります。この制限に合わせるためのスクリプト改造が必要になります。
・使い方
fusion360でCADデータを作成し、上記のスクリプトでCAMファイルを出力します。
NC-MODELAでMDX-15/20の原点設定を行った後、同じソフトでGコードデータをMDX-15/20に出力します。
<RMLデータの利用>
原点出しには、MPG for MDX-20を使います。ソフトと説明はこちら。(bet*ak9*9のブログ VPANEL for MDX-20もどき)
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