2013年8月25日日曜日

EAGLE Library追加公開

EAGLE Library追加公開

<概要>

EAGLE(回路図CAD)用の自作した部品Libraryを追加公開します。
EAGLEはVer6.2.0を使用しています。
ダウンロードした拡張子“.lbr”ファイルを、EAGLEの”lbr”フォルダの下に入れれば使用できます。

Googleドライブ:
https://drive.google.com/folderview?id=0B_-iH9ny-AE-ZWJmdWM5WV9WZXM&usp=sharing

Library一覧は、フォルダ内のwordファイルにあります。

今回追加したデータ
BD6211:Hブリッジモータドライバ
HT7750,HT7733:PFMステップアップDC/DCコンバータ
USB-A:基板取付用USBコネクタ(Aタイプ、メス)

以上

2013年8月14日水曜日

EAGLE 自作Library公開

EAGLE 自作Library公開

<概要>

EAGLE(回路図CAD)用の自作した部品Libraryを公開します。

EAGLEはVer6.2.0を使用しています。
ダウンロードした拡張子“.lbr”ファイルを、EAGLEの”lbr”フォルダの下に入れれば使用できます。


Googleドライブ:

https://drive.google.com/folderview?id=0B_-iH9ny-AE-ZWJmdWM5WV9WZXM&usp=sharing

Library一覧:
https://docs.google.com/file/d/0B_-iH9ny-AE-bzNPcDhEYldyVmc/edit?usp=sharing

<EAGLE Library 自作データ一覧>

(上記"Library一覧のリンク先のデータです)

 

 


2013年8月13日火曜日

量産型スピナー(赤外線コントロール2輪ラジコン)_スペーサ代用

量産型スピナー(赤外線コントロール2輪ラジコン)_スペーサ代用


<概要>

プリント基板を重ねて設置・固定する場合に“スペーサ”を使用します。



各種スペーサ

用途に応じて長さを選択しますが、ちょうど良いスペーサが手元になかったので、量産型スピナーでは、M3ネジで代用しました。最初はネジとナットだけで使用していましたが、振動でナットが緩み基板の位置がずれることがありました。




ネジ・ナットだけの固定

このナットの緩み防止対策と、ネジ山にリード線が触れて傷つくのを防ぐために、ABS丸パイプをネジに差し込んで基板位置を固定できるようにしました。



ABS丸パイプ

ABS丸パイプは外形5[mm]、内径3[mm]のものを使用しました。これはホームセンターの素材売り場にありました。内径が3[mm]のパイプであれば何でもよいです。


 

ABS丸パイプとM3ネジ

このABS丸パイプを必要な長さに切り取り、M3ネジに差し込んで使用します。



ABS丸パイプの実装

ABS丸パイプをスペーサとして使用すると、ねじ山に直接触れることがなくなり、リード線などを傷つけることがなくなります。

以上

2013年8月12日月曜日

量産型スピナー(赤外線コントロール2輪ラジコン)_車輪部品自作

量産型スピナー(赤外線コントロール2輪ラジコン)_車輪部品自作


<概要>


CDの車輪と車軸の結合を市販のプーリーを使用していました。プーリー部分をアクリル板で自作します。
部品はiModelaで加工しますが、切削工具はプリント基板加工用のものを使用しています。工具の使用方法や加工方法などは「コンパクト3D切削マシンで作るMyプリント基板」の本を参照してください(http://p.tl/VT-M)



プーリー版



自作部品版

プーリーの場合、車軸との結合部分に伸縮性の素材を使用しているので、差し込むだけで固定できましたが、アクリル板の場合は車軸に固定する必要があります。これには、エア工具用のチューブ(外形5[mm],内径2.5[mm])を使用しました。



固定用チューブ(タッチチューブ)

<部品データ作成・加工>

部品は、アクリル板3.0[mm]厚を使用します。
iModela Creatorで切削データを作成します。




切削データ(設計図)

切削データはこちらからダウンロードできます。
https://docs.google.com/file/d/0B_-iH9ny-AE-RHV2MzBUU1k4eTQ/edit?usp=sharing

アクリル板は、90×60[mm]に切り出して、全面に両面テープを貼ってiModelaの捨て板に固定しておきます。



切削材料

iModela Creatorの切削設定を行い、切削します。切削工具は、ルータ1.0[mm]を使用します。刃物径が1.0[mm]以上になると、車軸を通す六角穴が小さくなり、車軸が通りません。



iModela Creator切削条件




切削結果


<部品への後加工>

切り出した部品で、CD穴にはめ込む段の無い方の、φ2.5の穴にM3用のネジ穴タッピングを切っておきます。また、皿ネジを使う場合、段の付いている部品の段の反対側に、ネジ頭を埋め込むザグリをφ6.0ドリルで入れておきます。


 
部品への後加工


段の付いた部品をCDにはめ込み、部品のφ3.0の穴をガイドにして、φ3.0ドリルでCDに穴を開けます。


 
CDへの穴あけ



作成した2つの部品でCDを挟み、ネジで固定して車輪にします。M3の長さ6.0[mm]のネジを使用します。




CDへの部品の固定

CDの車輪を車軸に固定するためにチューブで車輪を挟んで固定します。ギヤボックス側には10[mm]長に切ったチューブをはめ込みます。車輪が車台や、プリント基板に当たらない位置を確認してチューブの位置を決めます。



ギヤボックス側チューブ

次に車輪をはめ込み、車軸の外側に長さ2.0[mm]に切ったチューブをはめ込みます。



車軸外側のチューブ

これで完成です。プーリーの場合は、プーリーと車軸を固定する部分がすべる場合がありましたが、自作部品ではそういったことがなくなり操作がしやすくなります。

以上






2013年8月4日日曜日

量産型スピナー(赤外線コントロール2輪ラジコン)_mbedプログラム

量産型スピナー(赤外線コントロール2輪ラジコン)_mbedプログラム


<mbedプログラム>

● ソースファイル、実行ファイルのダウンロード

mbedのWeb(http://mbed.org/users/suupen/code/spinner2/) からソースプログラムをダウンロードします。
ダウンロードしたら、コンパイルを行いmbedに実行ファイル(拡張子bin)をmbedにコピーします。
コンパイルした実行ファイル(spinner2_LPC1768.bin)を下記からダウンロードできます。
https://docs.google.com/file/d/0B_-iH9ny-AE-QTNJRGF2dWtFaGs/edit?usp=sharing

ソースファイルが不要だったり、コンパイルが面倒という場合は利用してください。
mbedにコピーされた実行ファイル(bin)の内、タイムスタンプが新しいファイルが実行されます。予めmbedのドライブに他の実行ファイル(bin)を削除した上でコピーしてください。
mbedにコピーした後、mbedのリセットSWを押すとプログラムが実行されます。

 ● 使用しているLibraryについて

 

 




 ● プログラム(main.cpp)の動作説明

mbedに実装されている4つのLEDで、Porpoからの受信状態を確認できます。
LEDが点灯しているとき、下記の状態にあることを示します。

LED1:受信待機状態
LED2:受信中
LED3:受信解析中
LED4:受信異常

● Propoの操作について

Propoの操作は以下のようになります。



● プログラムの改良点について

旋回動作は、左右のモータの回転速度を変えることで行っています。この速度差は、Propoの右側のステック(ハンドル)の前後左右の操作量の比で、左側のステック(アクセル)の操作量を割り振ることで行っています。この割り振りを変えると操作感も変わってきます。


2013年8月3日土曜日

量産型スピナー(赤外線コントロール2輪ラジコン)_“電装部”

量産型スピナー(赤外線コントロール2輪ラジコン)_“電装部”


<電装部解説>

●部品一覧

 

 

 




 ● 回路設計・パターン設計

回路図データ、パターンデータは、回路図CADのEAGLEで作成しました。
モータドライバに供給するモータ用電源は、mbedからのPWMで変調を行い、モータ回転数(速度)を可変できるようにしています。
今回の回路では、モータからのノイズが、赤外線リモコン受信モジュールや、mbedの赤外線リモコン受信モジュール信号端子に入り、受信が出来なくなることが頻繁に起こりました。この対策として、モータ端子とGND間に0.1[uF]のコンデンサ(ノイズキャンセル)を入れています。もしこのコンデンサだけでは、誤動作が収まらない場合は、プリント基板上のC1,C5,C6,C7にチップコンデンサ(2.4[uF])を取り付けてください。モータに取り付けるコンデンサ、基板に取り付けるコンデンサの何れも、容量値は0.1[uF]以上あればよいです。
 回路図1



 


 回路図2






 回路図3




 パターン図

パターンデータから、ガーバーデータを作成します。
EAGLEで作成した回路図データ、パターンデータとガーバーデータ、ドリルデータと次で説明するWINSTAR PCB for iModelaのデータは、次のアドレスからダウンロードできます。(http://p.tl/v4zy)

● iModela切削用データ設計とプリント基板作成

WINSTAR PCB for iModela でガーバーデータから、iModlaでの切削用データを作成します。


 

 WINSTAR PCB for iModela 画面

切削データを確認して、切削できず短絡している箇所が無いかなどを確認します。
問題なければ、iModelaで基板を切削します。今回は切削時間を節約するため、不要銅箔の剥離は行いませんでした。この不要銅箔部分をGNDに接続すれば、ベタアースとして利用できます。

使用した切削工具は、
エンドミル90°:パターンカット
ドリル0.8mm :穴あけ
ルータ1.0mm :外形カット
です。

回路図CADのEAGLEの扱い方、WINSTAR PCB for iModela、基板切削の方法については、解説本「コンパクト3D切削マシンで作るMyプリント基板」(http://p.tl/VT-M)や、エレキジャックweb(http://p.tl/N-gT)を参照してください。






プリント基板完成(試作時のプリント基板なので一部パターンが違います)


● 部品実装と動作確認

半田付けする部分にフラックスを塗布しておくと、スムーズに作業が出来ます。
今回は不要銅箔部分を剥離しなかったので、半田ブリッジする可能性があります。このため、半田付けする毎に、周りのパターンとショートしていないか確認していくと良いです。



 半田付け完了(コネクタは手持ち部品の関係で2列型になっています)

モータのリード線の接続は3Pinピンヘッダで行います。
ピンヘッダのL字部分が基板の外側に向くようにコネクタに差すようにすると、半田付けしたリード線の取り回しが楽になり、逆差しの可能性もなくなります。
ピンヘッダの真ん中がGNDで、これは、モータの筐体に半田付けします。両側の2Pinはモータ端子に接続しますが、半田付けの具合でモータの回転方向が変わります。この調整は動かしてみてPropoの操作と一致するように半田付けしなおします。

 
 



モータへの3Pinピンヘッダ半田付け

電池ボックスへの2Pinピンヘッダの半田付も、ピンヘッダのL字部分が基板の外側に向くようにします。基板上のコネクタのmbed側がマイナス、SW側がプラスになります。これに合わせて、ピンヘッダに半田付けします。




 

電池ボックスのリード線へのピンヘッダの半田付け

● モータノイズ対策

モータから出るノイズによって、赤外線リモコン受信モジュールや、mbedが影響を受けて、モータが動作している間は、Propoの赤外線信号を受付できなくなりました。この対策として、モータの端子とモータ筐体(GND)間に0.1[uF]のコンデンサを接続します。これでも誤動作する場合は、モータ端子間に0.1[uF]のコンデンサを入れたり、基板上に用意した表面実装用パターンへのコンデンサの追加を行います。

 
 


モータ端子へのノイズキャンセル用コンデンサの半田付け


 ● 車台への基板の固定

車台の四隅に立てた長さ50[mm]のネジに基板を差し込みます。


基板は、ナットで基板をはさみこみ固定します。走行時の振動でナットが緩むので、ナットは2個重ねて締め付けます。

 

ナットでの基板の固定部分



 ●車軸にCDの車輪を取り付けて完成

 車軸に、CDで作った車輪を差し込んで完成です。



CD車輪を取り付けて完成