冊子を作る
<概要>
最近の製品には、製本された取扱説明書ではなく、PDFなどの電子データで提供されているものが多くなりました。パソコンのアプリケーションでは、アプリと、取扱説明書の両方を開いて作業することになりますが、画面が二分されるため効率が悪くなります。
この場合、プリントアウトして使うことになりますが、なるべく手間をかけず、使い勝手の良い冊子の形にまとめる方法を紹介します。
<作業手順>
まず、冊子にしたい電子データをプリントアウトします。この場合、両面印刷が可能ンタで、冊子(A4の用紙に裏表4ページを印刷し、折りたたむことで冊子にするモード)があるプリンタが必要です。レーザープリンタに、こうした機能が付いています。両面印刷するので、インクジェットプリンタでは裏写りしてうまく行きません。図1.使用したレーザープリンタ(DCP8025J brother)
レーザープリンタ(DCP8025J)での「冊子」での出力設定は、図2のようになります。
図2 DCP8025Jでの「冊子」での出力設定
出力された紙をホッチキスで留めます。枚数があると張りが通りにくくなるので、何度か折り曲げて、紙を柔らかくします。(図3)
図3 ホッチキスで留める部分に折り目をつける
折り目をつける場合は全ての紙をまとめて折り曲げます。厚みがあるので多少ずれが生じますが、ホッチキスで留めた後も紙の厚さ分だけのズレが出るので気にする必要はありません。
折り曲げたら、ホッチキスで留めますが、ホッチキスを普通の状態で使おうとしても止まりません。そこで、固めのスポンジと、針が出る部分と、針を受ける部分が離れるタイプのホッチキスを用意します。(図4)
図4 固めのスポンジとホッチキス
針で留める部分の下に、スポンジを敷き、そのスポンジに向けて針を打ち込みます。(図5)
図5 ホッチキスで針を打ち込む
垂直に打ち込むようにするとうまくいきます。(針に対して斜めに力がかかると針が折れ曲がります)
うまく針が打ち込めると図6、図7のようになります。
図6 針の表面
図7 針の裏面
A4サイズなら、上・中・下の3箇所に打ち込めばよいと思います。(図8)
図8 3箇所に針を打ち込んだ様子
完成して使用している様子です。(図9)
図9 冊子を使用している様子
以上