<履歴>
160221(初版):CAD,CAMの使い方。リンク160222:CADの多角形の書き方
160922:海外Rolandweb(USB-serialなどの情報あり)
190925:fusion360のGコードデータをMDX-20で使用する。
191003:MDX-20とパソコンの接続の解説があった RS232CDsub端子の開設
<はじめに>
アクリル板や木板の切り抜き加工をするためにMDX-20を購入しました。しかし付属ソフトでは作業性が悪い(正確な寸法を設定するのが難しい。複数の深さの切削がしにくい。切削時の原点設定などがしにくい)ので、代替ソフトで対応することにしました。補足:
これまでiModela(iM-01)を使ってきました。この機種にはiModela Creatorという2.5DCAD,CAMソフトが添付されており、このソフトになじんでいたので、このソフトの操作感に近いものを探すことにしました。
ちなみに、SRM-20という最新機種は、MDX-20と同じ加工範囲がありiModela Creatorも使用できます。
<使用ソフト>
MDX-20のコントロールソフト:NC-MODELA
NC-MODEAは板材から部品を切り出すことに最適なソフトだと思います。
このソフトで紹介されているCAD,CAMソフトを使用します。
CAD:鍋CAD(フリー版)
CAM:NCVC
使用方法は各ソフトのWeb、ヘルプなどを参照してください。
<ソフト使用方法の覚書>
CADの使い方
CAMに渡すデータを作成するうえでのポイントは、”ページ”と”レイヤー”の関係。
”ページ”は別データを同じ画面に重ねて表示するためのもの。今回の場合だと、切削にかかわるデータと、切削データを作成するときに使用するMDX-20の最大加工範囲のデータに対して、ページを分けています。
各ページには複数のレイヤーを持つことができます。レイヤー毎に、原点データや切削条件の異なるデータを設定します。CAMではレイヤー毎にその意味付け(原点データ、切削データ)を設定して読み込みます。
CAD(2D)では切削外形の指示しかできません。切削の深さ(Z軸)の設定はCAM側で行います。
切削深さが異なるデータは、レイヤーを分けておきます。
CAMに渡すデータは”DXF”形式です。
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160222追加
多角形の書き方
鍋CADではスクリプトを使用して多角形を描きます。
スクリプトの使い方はCADのHELPで確認してください。
スクリプトはユーザーが作成することができます。
アルファー精工株式会社のWebにスクリプト集がありました。
ダウンロードして解凍したファイルを"C\NTCAD¥SCRIPT"にコピーすれば使えるようになります。
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CAMの使い方
DXF形式で渡されたデータに対して、レイヤー毎のデータの意味づけを設定します。レイヤー名称はCADで設定した名称になります。レイヤー名称は正規表現が可能で、2枚以上のレイヤー設定が可能です。レイヤー毎の切削条件を設定します。
これで、DXFデータからNC(Gコード)データが生成されます。
<fusion360を使う>160922追加
fusion360でRML形式で出力(インストール時に入っているのは1step 0.01mmのMDX-40系みたい)MDX-15/20用のCAM出力cpsファイル(3167_rolandrml.cps/3166_rolandiso.cps)
↓
MPG_MDX-20(原点調整ツール)で原点設定
↓
DropOut(RML出力ツール)でMDX-20にデータ出力
でいけそう
<fusion360のGコードデータをMDX-20で使用する>
160925追加
・3166_rolandiso_NC-MODELA.cps : fusion360のCAMのポストコンフィグファイル
(ここから持ってきた3166_rolandiso.cpsファイルを改造)
・G_RML-data確認v1.f3d : fusion360のテストデータ(50*50*1mmの立方体)
・1001.nc : NC-MODELAで扱えるGコードデータ
1.cpsファイルのコピー
fusion360のcpsファイルが保管されているフォルダ(エクスプローラで"cps"で検索)に"3166_rolandiso_NC-MODELA.cps"をコピーする
2.3Dデータのfusion360への取り込み
G_RML-data確認v1.f3d をfusion360にインポート
3.CAMデータに変換
fusion360をCAMモードにして"アクション-ポスト処理”から、1でコピーしたcpsファイルを選択
プロパティの”NCimodela”を”はい”にする。(”いいえ”の場合は元ファイルでの変換になる)
4.NC-MODELAでの使用
・fusion360で作成したGデータファイル(1001.nc)をNC-MODELAに取り込む
・NC-MODELAの”START”を押してGデータを実行
・MDX-20の動作原点設定
MDX-20が停止したら、X、Y,Z原点に刃物を持って来て、再度”START”を押す
・MDX-20が機械原点(手前左側)に移動して止まる
・よければ、再度”START”ボタンを押す。これで切削開始
<MDX-20関係のリンク>
切削加工の参考
MDX-20の使用法
MODELAファン
MDX-20の面出し
bet*ak9*9のブログ
原点設定ツール
(MDX-20の制御コードはRML−1か?)
MDX-15でのワックス・両面加工
オーダージュエリー制作の日々【京都】
160922追加
北米RolandWeb ファームウエア、ドライバ、RMLファイルの転送アプリ(DropOut)
windows10のdriverもあるが、serialNo登録してダウンロードする形になっている。
161003追加
PCとの接続ケーブル(COM)の解析
161003 追加
RS232C Dsub9pin Dsub25Pinの端子解説